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Yumi Tokita

時田有美
クラシックピアニスト

  大分県出身の時田有美がピアノを弾き始めたのは4歳の時でした。宮津久美に始まり、続いて星野美由紀に師事。大分県立芸術文化短期大学に入学して以降は、彼女のピアノへの熱は石山聡の教えと共に更にクレッシェンドし、2年のピアノ科を修了した後、専攻科に入学、修了し、計4年の学業を経て演奏家の学士(ディプロマ)を取得します。彼女はまた、同短期大学で定期的に開催された成績優秀者によるソロコンサートに度々出演し、又同短期大学の定期演奏会では、ピアノ協奏曲のソリストのうちの1人に選ばれ、グランシアターで演奏をしました。(プーランクの二台ピアノのための協奏曲、ニ短調)


 さらに、彼女はアキレス・デル=ヴィーニュ、ジャン・マリー・コテ、ピエール・レアクなど、偉大なピアニスト達のマスタークラスを受け、フランスのエスプリを学び、研鑽を積みました。彼女はコンクールでも頭角を現し、彼女の受賞リストには、とりわけ、京都の日本イタリア協会が主催した第 3 回「MusicArte」コンペティションでは特別賞を受賞、2015年に東京で開催された全国クラシック音楽コンクールでは第3位(第1位、2位該当者なし)を受賞し、オーケストラのソリストとしての地位を与えられました。(ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、第一楽章)


 音楽家として生きることの困難を乗り越え、逆風を押し切り、石山聡の助言の元、人生で初めて日本の地方を離れる決意をします。音楽家として新たな道を歩み、成長し学びを深める為に、フランス語も英語も話せない中、彼女は一人でパリに足を踏み入れました。渡仏以来パリのエコール・ノルマル音楽院に入学し、パトリック・ジグマノフスキー、ブルーノ・リグットに師事し、そして現在は彼女のメンターでもある、ユネスコのピアニスト、セルゲイ・マルカロフに師事しています。


 パリでは度々コンサートに出演。2019年「大西洋から太平洋へ」フェスティバルの一環として行われたクラシック音楽コンサート、2022年にはアンドレ・マヌキアンが主催し、様々な有名なピアニストも招待された「10 ans de piano en gare 」にも出演しました。そして2023年、パリのCentre Spirituel et Culturel Orthodoxe Russeにて初の海外での単独コンサートを開催。フランク、ラフマニノフ、スメタナ、ショパンの作品を演奏しました。


 彼女のレパートリーは、長い間、現代曲が中心となっていましたが、学びを深めるにつれ、彼女の感性はバロックやロマン派の時代へも広がっていきました。時代や作曲家への執着はもはや全くなく、本能に従い、様々な曲を学び続け、レパートリーを広げていくつもりです。

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